香典整理をエクセルや香典整理ソフトで行う方は、
年々増えてきていると思います。
入力もしやすく、並び替えや検索もできるため、
作業のしやすさという点ではとても便利です。
しかし、ここで一度考えてみたいことがあります。
そのデータは、
いったいどこに保管されているでしょうか。
パソコンの中でしょうか。
クラウドの中でしょうか。
USBなどの記録媒体でしょうか。
今は開けるそのデータも、
パソコンの買い替え後やOSの変更後に、
同じように確実に開けると言い切れるでしょうか。
使っていたソフトが数年後も動くのか、
保存した場所を家族みんなが把握しているのか、
そこまで含めて考えると、
少し不安が残る方もおられるかもしれません。
最初から少し怖いことを書いてしまい、
申し訳ありません。
けれども、
香典整理がもし香典返しの準備のためだけのものなら、
そのときだけ使えればよい、
という考え方もできます。
実際、
香典返しが終われば役目を終えたように感じる方も
多いのかもしれません。
しかし、
時間をかけて整理し、
苦労して入力したその記録が、
香典返しのためだけで終わってしまうのは、
やはり少し惜しいように思います。
香典整理は、
単なる事務作業ではありません。
誰が故人様を偲び、
どのようなご縁の中でお見送りが行われたのかを残す、
大切な葬送の記録でもあります。
そう考えると、
香典整理のやり方も、
保管の仕方も、
少しずつ変わってくるのではないでしょうか。
香典返しは、
香典整理の本来の目的のひとつではありますが、
それだけがすべてではありません。
むしろ、
本当の意味では通過点にすぎないのかもしれません。
その先にあるのは、
故人様にまつわる記録を、
家の中で受け継いでいくことです。
だからこそ、
香典整理をエクセルやソフトで行う場合でも、
紙でバックアップを残しておくことをおすすめします。
そしてその紙の記録を、
故人様をお祀りする仏壇や、
大切な書類を保管する場所に、
静かに残しておいてはいかがでしょうか。
世代が変わったあと、
ご家族や子孫のどなたかがその記録を見返し、
法事やご供養の準備に役立ててくれるかもしれません。
誰がどのように関わってくださったのか、
どのようなご縁に支えられていたのかを知ることは、
その家の供養文化を守ることにもつながっていきます。
便利さではデータが勝る場面もあります。
けれども、
長く残すという意味では、
やはり紙には紙の強さがあります。
すぐに開けること。
誰でも見返せること。
機械や環境に左右されにくいこと。
古くから、
大切な記録が紙で残されてきたのには、
やはり理由があるのだと思います。
結論として、
香典整理をデータで行うこと自体はとても便利です。
ただし、
それだけに頼るのではなく、
紙でも残しておくことが、
本当の意味で安心につながるのではないでしょうか。
古来より、
保管は紙に勝るものなし。
香典整理を、
その場限りの作業で終わらせず、
後世へつなぐ記録として残していく。
そのためのバックアップとして、
紙の一冊を持っておく価値は、
決して小さくないと思います。
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