吊り灯籠(つりとうろう)の意味と整え方|法事前に確認したいポイント
法事の準備を進める中で、
「灯籠が暗い気がする」「このままで大丈夫だろうか」と感じることはありませんか。
吊り灯籠は、仏壇の中で静かに故人を迎える“灯り”の役割を担っています。
吊り灯籠とは何のためのもの?
吊り灯籠(つりとうろう)は、仏壇の左右や内部に設けられ、
仏前をやさしく照らすための仏具です。
灯りには、ご先祖さまを迎え、心を落ち着かせる意味があります。
灯籠についてはご本尊を照らす目的になり、御参りする方から、ご本尊がよく見えるようにする道具になります。
灯籠の種類によってはよりご本尊を明るく照らすように灯籠の後ろに窓がついたものもございます。
しかし、灯篭は明るさを競うものではなく、
静かで穏やかな光が仏壇全体を包み込むことが大切とされています。
法事前に確認したい吊り灯籠のチェックポイント
- 灯りが暗くなっていないか
- 電球が切れかけていないか
- ホコリやすす汚れが付いていないか
- コードやソケットに劣化がないか
- 左右の高さが揃っているか
新しく買い替えなくても、
電球交換や軽い掃除だけで印象が大きく改善することが多くあります。
「吊り灯籠がなくても失礼にならない?」
吊り灯籠が付いていない仏壇も多くあります。
そのため、灯籠がないからといって失礼になることはありません。
大切なのは、
故人を想い、静かな気持ちで手を合わせることです。
可能であれば灯りを整える、という心遣いで十分です。
安全面で気をつけたいこと
吊り灯籠は長年使い続ける仏具のため、電気系統の劣化が起こりやすい部分でもあります。
法事前には、次の点を一度確認しておくと安心です。
- コードの被覆が割れたり、硬くなっていないか
- 点灯時にチラつきがないか
- 使用中に異臭や異音がしないか
少しでも不安を感じた場合は、無理に使い続けず、仏壇店や電気に詳しい専門家へ相談することをおすすめします。
ワンポイント:
灯籠本体や灯籠内部の電球が熱くなっている場合は、安全面を考慮し、LED電球を使用した灯籠への買い替えを検討すると安心です。
電球のみを交換する方法もありますが、配線コードやソケット部分の経年劣化までは確認しきれないため、長年使っている灯籠の場合は灯籠ごと見直すという考え方も一つの選択肢です。
吊り灯籠は、仏前を静かに照らす心の灯り
吊り灯籠は、目立つ仏具ではありません。
しかし、灯りが整うことで、
仏壇全体の雰囲気と手を合わせる気持ちが自然と落ち着きます。
正解にこだわりすぎず、
「きちんと迎えたい」という気持ちを大切にしてください。