位牌の準備と整え方|白木位牌と本位牌の違いをわかりやすく
本ページは、法事・慶事アドバイザーとして 仏事・慶事の現場に37年間携わってきた経験をもとに構成しています。
法事の前に「位牌はこのままでいいのだろうか」と迷われる方は少なくありません。
位牌は、故人と向き合い、手を合わせるための大切なよりどころです。
ここでは、位牌の意味や種類、法事前に確認したいポイントをわかりやすく整理します。
位牌とは何のためにあるもの?
位牌とは、故人の戒名(法名)や没年月日などを記し、
仏壇の中で手を合わせる対象となる大切な存在です。
「魂が宿る」「魂そのもの」と表現されることもありますが、
六感工房では、位牌をご先祖さまを想う心を向ける“拠り所”として考えています。
白木位牌とは?いつまで使うの?
白木位牌は、葬儀から四十九日までの間に用いられる仮の位牌です。
葬儀の際に用意され、その後の法要まで一時的に使われます。
一般的には、四十九日法要を一区切りとして本位牌へ移行します。
ただし、時期や考え方は宗派・お寺によって異なるため、
最終的には菩提寺に確認するのがもっとも安心です。
本位牌の種類と選び方
本位牌は、四十九日以降、長くお祀りしていく位牌です。
主に次のような種類があります。
- 板位牌:もっとも一般的。1名につき1基。
- 繰出位牌:複数の戒名をまとめて祀る形式。
- 過去帳+見台:文字を記帳し、帳面形式で祀る。
家族構成や仏壇の大きさ、将来のことも考えながら選ぶと、
後々の負担が少なくなります。
位牌の並べ方に決まりはある?
位牌の並べ方には、宗派や地域、家庭ごとの考え方があります。
一般的には、向かって右が上位(故人・年長者)とされることが多いですが、
必ずしも絶対ではありません。
迷った場合は、
「ご家族が自然に手を合わせられる並び」
これを大切にしつつ、菩提寺へ相談すると安心です。
法事前に確認したい位牌のチェックポイント
- 文字が薄くなっていないか
- ホコリや汚れが目立っていないか
- 白木位牌のままになっていないか
- 傾きやガタつきがないか
新しく買い替える必要はありません。
丁寧に拭き、整えるだけでも十分です。
位牌は「心を向けるためのかたち」
位牌は、正解を競うものではありません。
ご先祖さまを想い、手を合わせるための心の拠り所です。
形を整えることで、自然と気持ちも整っていきます。
判断に迷ったときは、
一人で抱えず、菩提寺や信頼できる専門家に相談してください。